行政書士法コンメンタール新12版

行政書士

本日はこちらの1冊をご紹介。

【著者:兼子 仁 行政書士法コンメンタール新12版】

行政書士が実務を行う上で知っていなければならない行政書士法。でも行政書士試験の試験科目に含まれていないので実は触れる機会がないんですよね。なので合格して開業するならまず読んでおきたい1冊です。ちなみにコンメンタールとは注釈書という意味らしいです。

行政書士として開業するのに行政書士法を知らない?

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読書インコ

行政書士試験に合格しているのに行政書士法を知らないの?

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やまぞー

そうなんだよねぇ。なにしろ試験科目にないもんだから…

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読書インコ

それじゃ試験に合格したら開業する前にしっかり読んでおかないとだね。

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やまぞー

そうだね。この本は解説書だから単に条文を読むより理解が深くなるはず!しっかり読んでいこう。

行政書士法をわかりやすく解説している一冊。事務所開業前に読んでおこう!

こんな人におすすめ

行政書士試験に合格した人・これから開業する予定の人、開業した人・行政書士に興味のある人

各章のキーワードとポイント

Ⅰ序説

◆キーワード 行政書士法の歴史・逐条解説書

★ポイント 弁護士と並ぶ一般法律専門職である/法的書類・データ作りの専門資格者である

Ⅱ行政書士法の逐条研究

第1章 総則(第1条-第2条の2)

◆キーワード 独占業務・有資格者・欠格事由etc…

★ポイント 独占業務にどんなものがあるのか、行政書士ができない他士業の独占業務

第2章 行政書士試験(第3条-第5条)

◆キーワード センターの成り立ち、試験料etc…

★ポイント センターの役職員はみなし公務員である

第3章 登録(第6条-第7条の4)

◆キーワード 登録の条件や取消しetc…

★ポイント 登録が認められた書士には、行政書士証票、行政書士登録証、行政書士徽章が交付される

第4章 行政書士の義務(第8条-第13条の2)

◆キーワード 責務・帳簿・受諾・守秘義務etc…

★ポイント 使用人・従業者の住所氏名は書士会に届出が必要。会員証の携行義務。

第5章 行政書士法人(第13条の3-第13条の21)

◆キーワード 合名会社に類似、競業禁止

★ポイント 行政書士法人は登記が必要、書士会への届出も必要

第6章 監督(第13条の22-第14条の5)

◆キーワード 都道府県知事・処分等について

★ポイント 国民から知事に対して行政書士・法人への懲戒請求ができる

第7章 行政書士会及び日本行政書士会連合会(第15条-第18条の6)

◆キーワード 入会、退会etc…

★ポイント 行政書士は当然に事務所に所在地の行政書士会の会員となる

第8章 雑則(第19条-第20条)

◆キーワード 使用人の守秘義務etc…

★ポイント 行政書士、使用人、その他の従業者は正当な理由なく秘密を漏らしてはならない

第9章 罰則(第20条の2-第26条)

◆キーワード 罰金、過料etc…

★ポイント 帳簿を備えず、記載せず、虚偽の記載をし、保存しなかったとき

Ⅲ資料編

資料1~8。行政書士法施行規則から行政書士倫理まで。物凄い小さい字で条文の記載があります。

まとめ

行政書士法は全部でたったの26条。
実際は第○○条の二、第○○条の三とかがやたらと多いのでそれなりにボリュームがあります。
でも民法とかに比べたら全然少ないことに変わりはない(笑)
行政書士の試験勉強をしていた人なら余裕のはず。
図表とかもなくひたすら文字だけの本なのでちょっと読みにくいですけどね。
それでも行政書士開業を目指している人にとっては必読書ともいえる一冊と言えるのではないでしょうか。

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